デイトレードにとって、必要なツールの一つに、板があります。
チャートと同じくらい必須のツールです。
なぜなら、デイトレは瞬時に判断して、発注しなくてはいけません。
「暗証番号を入力して、それから発注しよう~♪」
という通常の株発注では、デイトレの動きについていくことはできません。
デイトレは板で発注する
板は、買い注文と売り注文の、株価と注文数がリアルタイムで表示されています。
デイトレでは、
チャートと同様に、板でも、株価の微妙な動きを捉えて、エントリーや利確、損切りを判断する必要があります。
下は、松井証券の一日信用スピード注文の画面です。
中央が、現在の株価です
右側が、買い注文数です
左側が、売り注文数です
右側の買い注文で、2458円の指値で、300株の買い注文が出ている状態です。
左側の売り注文は、2460円の指値で1000株の売り注文が出ている状態です。
2459円は空白ですが、ここには注文が入っていないということです。
注文単価が100株の場合、300株を一人が持っている場合時もあれば、100株を3人がそれぞれ持っている場合もあります。
株を始めた当初の私、その意味すら分かりませんでした。
100は、100人いると思っていた(汗)
「株って、思っていたより、取引している人少ないんだ」と、思ったことを覚えています。
ちなみに、上の板は注文が各値段にあります。
こういったこういった場合、板が厚いと言います。
ちなみに、板薄は、こんな感じです。
板が飛び飛びなのが分かりますね。
板薄銘柄は、売買が成立しにくいです。
板薄銘柄は、リスクが高いことが良く分かります。
ちなみに、5000円以上の株なので、1000円刻みです。
恐ろしや~~~
順張りでの注文、逆張りでの注文の違いとは?
順張りでの注文方法
順張りは、トレンドにのる手法です。
み~~~~んなが、
「この銘柄が、欲しい!!」と思っています。
いわば、タイムセールです。
よーいドンのスタート音が鳴っても、
待っているだけでは買えません、自分から積極的に買いに行くのです。
順張りは、売り板にぶつけるように注文を出します。
このことを、「売り板にぶつける」と言います。
主婦には、「少しでもお安い値段で♪」という意識が染みついています。
私自身がそうでした。
なので、欲しいけれど、買い注文に並んで待っていることもありました。
今でも、勢いに乗れず、株価が高くなってしまうと、高値掴みが怖くて買うことができません。
でも、それじゃぁ買えないんですよね~。
みんなが欲しい株ほど、動き出すと早くて、買いにくいです。
だって、みんなちょっとでも安く、美味しい野菜を買いたいと思っているんですもの。
供給に対して、需要が多いので、当たり前です。
そして、「初動なのに、リスクを取れない自分に、ただただ自己嫌悪」する私です。
と、気合入れて、売り板にぶつけて買うのが、順張りです。
逆張りでの注文方法
逆張りは、トレンドに逆らって仕掛ける手法です。
逆張りは、株価を待ち構えるように注文を出します。
スーパーで定価で売られているお惣菜にシールが貼られ、30%オフ、半額になるのをじっくり待つイメージです。
チャートで、株価が下落する勢いを確認しながら、
板の下値に、少しでも安く買えるように、待ち構えておきます。
株価が反転しそうなところを予測して、注文を出します。
逆張りは、待ち伏せ戦法です。
お安く仕込む逆張りは、魅力的です。
しかし、反転するタイミングを予測することは、大変難しいです。
順張りでの注文、逆張りでの注文の違いとは?|板注文のコツについて考える
同じデイトレでも、手法が違えば、注文の仕方も変わってきます。
順張りでは、勇気を出して、買い板にぶつけて買うことを意識する。
逆張りでは、じっくり株価が落ちてくるまで待ちかまえておく。
そのことを意識することが、大切です。
手法が変われば、注文方法も変わります。
どちらの手法が正解かなんてありません。
ただ、
デイトレをする上で、大変重要な考え方なので、覚えておいて下さいね。