デイトレ手法

「順張り・逆張り」とは?それぞれのメリット、デメリットを考えてみよう

2018年6月19日

人生設計の選択

相場には、

「順張り(じゅんばり)」「逆張り(ぎゃくばり)」

二つのスタイルがあります。

 

この2つは全く逆の考え方ですが、

どちらが正解ということはありません。

 

初心者主婦トレーダーの方は、

どちらの手法でトレードをするのか、かなり悩まれるのではないでしょうか?

 

本を読んでいると、

「順張りすべきだ」

「逆張りすべきだ」

「両方できないと機会を逃す」

「建玉操作すべきだ」

 

などと、書いてあることは様々。

 

デイトレーダーを目指すのなら大切なことなので、

「順張り」「逆張り」について、理解しておきましょう。

 

順張りとは?

パソコンの前で?の女性

 

順張り=株価に流れに合わせて行う手法。

上がっている時に買い、相場が下がっている時に空売りをする。

 

株価の上昇(下落)には勢いがあり、その勢いを確認してから、

流れ(トレンド)に乗って、投資するという考え方が、順張りです。

 

順張りでは、株価が上昇中(下落中)の銘柄を狙い、

購入した価格よりも、さらに上昇(下落)することを期待してトレードします。

株価の流れが変わらなければ、含み益がでます。

 

順張りは、トレンドの波に乗って、仕掛けます。

 

順張りのメリットとは?

順張りのメリットは、

流れに乗って取引をするので、判断がしやすいことです。

流れに乗れば、大きな利益を狙えます。

 

株価の上昇局面では、

株を買って含み損になっている人が少ないので、

投げ売りしてくる人が少なく、相場がくずれにくいという特徴があります。

 

そのため、初動に乗れば、波に乗って株価が素直に上がっていきやすいことがメリットと言えます。

 

 

順張りのデメリットは?

初動に乗らないと、

上昇局面が終わろうとしているタイミングで買ってしまうことがあります。

 

株価が、安値から上昇した後の、天井近辺や、急上昇後の、長い上ヒゲ出現直後など、

買いとしてふさわしくないタイミングで買えば、

ルールに沿って損切りをしないと、大失敗する可能性があります。

 

いわゆる高値つかみ(ジャンピングキャッチ)ですね。

 

株価が上昇トレンドの途中でも、

 

「大きく上昇してしまったものは買わない」

「天井と疑われるチャートが出現したら買わない」

 

などのルールを決める。

 

もし、これらの状況で買うとしても、

「買う前に損切り位置を徹底する」など、

大きな損切りの可能性を軽減するためのルールの構築が不可欠です。

 

私は、順張りでは、初動を狙いすぎて、リスクが取れないことが、悩みの一つです。

 

 

逆張りとは?

パソコンの前で?の女性

 

逆張り=株価の流れに逆らって行う手法。

下がっているときに買い、上がっているときに、空売りする。

 

株価が一時的に下がり過ぎると、

また元にもどろうとするという特徴を利用し、

相場の流れ(トレンド)が変わるタイミングを捉えて、投資するという考え方が逆張りです。

 

逆張りでは、株価が下落(上昇)している銘柄を狙い、

安値(高値)で購入し、株価の回復(下落)を期待してトレードします。

株価の流れが変わると、含み益がでます。

 

トレンド変換の、リバウンドを狙って仕掛けます。

 

逆張りのメリットとは?

逆張りのメリットは、

うまくタイミングを見計らうことができれば、安値で仕込んで高い利益が出る

ことです。

 

また、流れと逆を行くため、取引相手が多く、人と違う道を行くので、取引がしやすいという利点があります。

 

逆張りのデメリットとは?

相場の勢いが変わるタイミングを読むのが難しい

ことです。

個人的な感覚が、買いタイミングに、大きな影響を与えます。

 

ある程度株が下がったから

「もうこれ以上下がらないだろう」と考えて買ったら、

さらに下落したということも少なくありません。

 

さらに下落した場合、

売られすぎと思ってかったのに、さらに株価がさがるので、

もうこれ以上さがることはないだろうという思惑で、さらに「ナンピン買い」をします。

 

ルールを決めて「ナンピン買い」ができる逆張りトレーダーは、利益につながります。

 

しかし、ルールを決めずに「ナンピン買い」を続けていると、最終的に投げ売りをして、資金を大きく減らことになりかねません。

 

 

逆張り手法は、自分の感覚が頼りなので、感覚が身につくまで、慣れと練習が必要です。

 

圧倒的に、順張りの投資本が多いのは、順張りの方がトレードに有利なのではなく、順張りの方が、エントリーのタイミングが分かりやすく、

逆張りのタイミングは分かりにくいからだと考えます。

 

それでも、うまく「ナンピン買い」をルールに取り入れて、逆張りができるようになると、

トレーダーとして成功する確率が、大きく上がるでしょう。

 




「順張り・逆張り」とは?
それぞれのメリット、デメリットを考えてみよう

 

「順ばり」「逆張り」どちらの手法が良いかの結論はありません。

 

どちらの手法を使うかは、トレーダーの自由です。

いつでも変えることができます。

 

「順張り派」か「逆張り派」かは、人によってそれぞれです。

 

私の先輩は、順張りで成功されています。

 

Rさんは、逆張りで成功されています。

 

器用に両方を使い分けている方もいます。

 

トレードを始めると、「逆張り、順張り」両方の機会があるのだから、

「両方しないと損」とばかりに利益を求め、両方にチャレンジしようする人もいますが、

 

順張りと逆張りではメンタルの考え方にも違いがあります。

 

自分が得意とする手法を、固定しておくということは、

トレーダーにとって大きな武器になります。

 

まずは、固定したうえで、他の手法もできるよう模索すべきです。

 

順張りができない人は、逆張りもできません。

逆張りができない人は、順張りもできません。

 

繰り返し自分が有効と思ったルールを検証していく中で、

自分が得意のパターンを固定し、

「自分の手法」で相場に参加しましょう。

 

確実にできるようになってから、

違うやり方を始めても遅くはありませんし、

 

どちらかに絞っても、そのルールが有効ならば、両方することにこだわる必要もないです。

 

相場には、上がるか下がるかしかありません。

 

「順張りがしやすい」「逆張りがしやすい」

どちらかが常に有効ということはありません。

 

順張りも、逆張りも、どちらもリスクがあります。

 

「順張りがよい」「逆張りがよい」を意識することに意味はなく、

自分がやりやすい手法で、

自分に最適な大きさのリスクを取ることが、なにより大事なのではないでしょうか?

 

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