トレードはシンプルに考えるべきと言われますが、デイトレのシンプルとは?
私にとってのシンプルは、
自分が決めた手法の枠の中で自分自身がシンプルな判断を繰り返すことだと考えています。
なぜなら、私が失敗するときは、
枠からはみ出した許容範囲以上のトレード、ルール違反を犯した時が、大半を占めているから。
人は思考します。シンプルは、簡単に思えて難しい…
デイトレには、多種多様な手法と分析があるからこそ迷う
デイトレの手法は数えきれないほどあります。
100人いれば100通りの手法。
勉強すればするほど「逆張り?」「順張り?」「スキャルピング?」「利を伸ばす?」迷いに迷いませんか?
私は迷いに迷いました。
この指標の動きならこの手法、
このチャートならこの手法、
チャートや相場の状況に合わせて手法を変えていくことで、
よりチャンスが広がると思われるかもしれません。
しかし、初心者が、いくつもの手法を取り入れようとするのは、やめておいた方が無難です。
売買の判断に迷いが生じます。
使う分析方法についても同様です。
ロウソク足、移動平均線、出来高、MACD、VWAP、ボリンジャーバンド、…何を使うべきか、迷いませんか?
テクニカル分析を、たくさん使えば使うほど、良いトレードが出来ると、一概には言えません。
まずは、数を厳選させて、シンプルにスタートさせましょう。
手法やテクニカル分析よりも、デイトレでシンプルにすべきこととは?
デイトレをシンプルに考えるうえで、大切なのは、
自分の売買ルールに迷いがないことではないでしょうか?
自分のルールに迷いがあっては、行動に移すことはできません。
デイトレで判断する場面は無数にあります。
「その時どう判断すべきなのか?」をシンプルに決め、ルール化し、行動に移すのです。
思考する前に、自分のルールが決まっているのなら…
先に行動を起こす!!
これが、「シンプルなトレード」と考えます。
私はパソコンに、トレードで意識するために、いくつかの言葉を貼っています。
その中の一つ
今となっては、自分で考えたのか?それともどこかの本でみつけたのか?分からなくなるくらい、深く身に染みている言葉です。
迷う前に、ルールに沿った行動をとりあえずやってみる。
「うまくいかなければ、その時はその時~♪」
私は、長年、デイトレを完璧にこなそうとするあまり、
躊躇しまくりのビビりまくりで、思考が入りすぎて動くことができませんでした。
だから、大損することもなければ、勝つこともない日々がず~~~~っと続いていたんです。
「やってやれないことはない やらずにできるわけがない」は、
長年行動に移すことができなかった、自分の背中を強く押すための言葉です。
私が後悔するときは、自分のタイミングでエントリーできなかった時。
そんな時は、たいてい思考が入り、判断が鈍っています。
損切りになることを恐れ、乗れなかった時の後悔と自己嫌悪。
「タラレバ」ばかりが続く日々。
後悔が自己批判につながらないために、まずはシンプルに行動に移す。
簡単にできることではありませんが、「
これ!」という、自分の手法があるのなら、とりあえずエントリー、そして脱出方法を先にイメージしておく。
全ての判断はシンプルな自分自身の判断にかかっています。
デイトレードで必要な考え方「シンプルなトレード」とは?
人間ですので、迷いに迷って当たり前。
迷いの回数を減らすためには、
売買の判断に、自分の考えを入れる隙間をできる限り与えないこと。
よけいな感情を入れないために、よりシンプルなルールを作る。
そうすることで、「思考を入れないシンプルなトレード」により近づくことができると考えています。
正直、私自身そこまでの極致には至っていません。
だから、苦痛を感じます。
それでも、自分の中の思考の迷いをより減らすために、
やるべきことをシンプルに考え、苦痛を感じながらも、
「やってやろうじゃないか~」と、自分の枠の中での調整を繰り返しています。
後悔したことは、売買日記に買いて、これからの自分のトレードにつなげていければ、自分の糧になる。
そう思った時に、ルールに沿ったエントリーができる回数が、ぐんと増えました。
「やってやれないことはない やらずにできるわけがない」
ぜひ、できることは、やってみましょう。