株式投資には様々な投資法があります。
その中でも、デイトレードは、最も時間軸が短く、その日のうちに売買を完結させるやり方です。
一日のうちに何度も取引を繰り返すので、銘柄選びは他の投資とは少し違った視点が必要です。
デイトレに向いている銘柄を選んでいますか？
向いていない銘柄で取引をすると、値動きがなく、売買が成立しないこともあるので、銘柄選びは重要です。
デイトレ初心者主婦の中には、どんな銘柄を選べばいいのか迷っている方も多いのではないでしょうか？
危険すぎて、初心者が手出しをしない方が良い銘柄もあります。
デイトレードに適した、具体的な銘柄選びについて考えていきましょう。
一般的に、デイトレに向いた銘柄とは？
デイトレに向く銘柄はよく動く銘柄です（出来高のある銘柄）。
では、どういった銘柄がよく動くのでしょうか？
１．前日出来高が急増した銘柄
今まで注目されていなかった銘柄が急に注目を浴びて、出来高を伴い上昇することは、毎日のようにあります。
決算が良かった、材料が出たなど、理由は様々ですが、出来高が急増した銘柄は、一日で終わらないことも多く、数日注目を浴び、短期の資金が入りやすい状態です。
なぜ、出来高が急増したのか、理由があります。
理由を調べ、監視銘柄に適しているか判断しましょう。
理由がなく急騰している銘柄は、仕手株の可能性が高いので、避けた方が無難です。
２．材料が出た銘柄
前日の取引が終わった後、決算やニュースなどの材料が発表されます。
ザラ場中にニュースが出ることもあります。
多くのトレーダーが、注目しています。
材料の強弱を見極めて、監視銘柄に加えましょう。
強い銘柄であれば、ＰＴＳランキングにも載っているはずなので、確認してみてくださいね。
３．旬のセクター銘柄
今まさに話題の中心になっているテーマに資金は集中します。
例えば、コロナウィルスの時には、マスク関連銘柄が注目され、いくつもの銘柄が連動して上下に大きく動きました。
関連銘柄をまとめて監視することで、連動する銘柄にいち早く気づくことができます。
今どこのセクターに資金が入っているのか？
探り、監視ファイルを作っておきましょう。
4．前日ストップ高した銘柄
ストップ高をするには、何らかの理由があります。
出来高を伴い、ストップ高した銘柄は、多くのトレーダーに注目されています。
なぜなら、ストップ高になるということは、買いたい人がまだ買えていない状態。
さらに資金が集中し、上がっていく可能性があるからです。
なぜストップ高になったのか？
一過性のものなのか？
継続して注目される動きなのか？
出来高に注目して監視していきましょう。
寄り付いた位置によっては、当日トレードする銘柄候補になります。
５．前日ストップ安した銘柄
ストップ高と同じく、前日にストップ安した銘柄も注目されています。
「えっ？ストップ安する銘柄なんて、さらに下げる可能性が大きいのになぜ？」
と思われるかもしれませんが、
大きく下がった銘柄は、「これ以上下がることはないだろう」という思惑で、寄り付いてから短時間で上げていくことがあるからです。
値動きに注目し、リアルタイムで判断ができるトレーダーならではのエントリーですね。
５．IPO銘柄
IPOとは新しく市場に上場した銘柄です。
IPOは注目度が高く、上下に大きく値が動きます。値幅が取れるので、短期資金が集中します。
IPOは、トレーダーにとって、大きく資金を増やすチャンス。
しかし、大きな値動きはデイトレ初心者には難しく、大きく資金を失う可能性もあるということに注意しましょう。
４．多くのトレーダーに注目されていて、継続的に出来高が続いている銘柄
日ごろからデイトレーダーが注目している銘柄はある程度決まっています。
例えば、上記で述べたような理由で、一度出来高を伴って大商いされた銘柄は、継続的に注目さやすいです。
「落ち着いたなぁ～」と思っていても、ある程度の出来高があれば、また注目され、伸びてくる可能性を秘めています。
それらの銘柄を日々監視し、地合いが良い、上位足も良い、などのタイミングをみて売買することができれば、デイトレの優位性が高まります。
日ごろからデイトレーダーが注目している銘柄は、ティック回数ランキングから探すことができます。
出来高は少なくなってきたけれど、まだまだ注目されている銘柄をランキングから探して監視しましょう。
パワーを貯めて、そろそろ動き出すお宝がみつかるかも？
初心者主婦トレーダーが避けた方がよい銘柄は？
様々な視点でデイトレードに向いた銘柄を見つけることができます。
しかし、一般的にデイトレードに向いていると言われている銘柄でも、初心者主婦が避けた方が良い銘柄があります。
IPO初日は避ける
IPOは値動きが激しく、大きく利益を増やすチャンスです。
しかし、その分リスクも大きいです。
「大きく取れるのなら、瞬発的に上げるタイミングで入ればいいのでは？」と思うかもしれませんが、IPO初日のチャート、歩み値、板を見てください。
チカチカと目まぐるしく変化しています。
機関投資家、凄腕個人投資家、多くのトレーダーが殴り合いをしている状態です。
そんな中に、IPOの分析をしないまま、数千円数万円取りたいデイトレ初心者主婦がエントリーするのは、鴨が葱を背負ってやってきたようなもの。
特に初日は戦場です。
エントリーは、やめましょう。
数日後、日足の方向性が見えてきてからのエントリーをお勧めします。
前日ストップ高していて、さらに大きくGU（ギャップアップ）している銘柄は注意
前日ストップ高した銘柄は誰もが狙っています。
次の日、大きくGUしているのであれば、さらに上げていく可能性もあります。
しかし、利益確定の売りが降ってきて、そこから下がっていく可能性もあります。
リスクが高い場面と言えるでしょう。
大きく勝てるチャンスは、大きく負ける場面でもあるんです。
大きく勝ちたいのであれば、精度を高めてエントリーしてもいいかもしれません。
しかし、コツコツ小さく勝てればいいのであれば、あえてリスクの高い場面を選ぶ必要はないと考えます。
ストップ高の次の日、大きくGUした時の、寄り付きは避けましょう。
寄り付き以外でリスクを抑えてエントリーできる方法はあります。
板が飛んでいて、値動きが激しい銘柄
注目されている銘柄の中には、スプレッド（板の空き）が大きく開いている銘柄があります。
それらの銘柄は、短時間で大きく取れる可能性もありますが、値動きも激しく、大変難しいです。
それが値嵩株であれば、数秒で万単位で資金を失ってしまいます。
下の板を見てください。1テック1000円で板がスカスカです。
もちろん、万単位での急落もありえます。
大きくスプレッドが空いていない銘柄での取引をお勧めします。
仕手株は触らない
仕手株という言葉を聞いたことはありますか？
特に注目されるような材料もなく、急に大きく上げるような銘柄です。
それらの銘柄は、仕手筋によって、意図的に吊り上げられたものです。
チャートだけ見ていると、数日で大きく取れるから美味しいように思えます。
しかし、そこには下で買い集めている仕手筋がいます。
Twitterなどで買うように煽る人もいます。
誘惑に負けず、近寄らないようにしましょう。
恐怖の仕手株チャート 単位見てね ↓
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デイトレードに向いている銘柄とは？ 注意！初心者は避けた方が良い銘柄もある。
デイトレードは短時間で楽にお金を得ることができると思われがちですが、逆に短時間で大きく失う可能性を秘めています。
デイトレードに向いている銘柄は、よく動く銘柄であることに間違いありません。
それでも、初心者が避けた方がよい銘柄があります。
同じ銘柄でも、エントリーの精度によって明暗を分けるように、避けた方が良い銘柄を避けて生き残る確率を増やしませんか？
大切な資金を守りながら、チャレンジしていきましょう。
