以前の記事で、初心者が早い時期に成功体験を積むと、トラウマになりにくいとお伝えしました。
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デイトレで、初心者が早い時期に成功体験を積むと、トラウマになりにくい
私は、チャートの見方も分からない時に、無謀にもデイトレに挑戦し、大敗したことが原因で、超ビビりなトレーダー生活が続きました。 今思うと、最初に受けた大きな敗北経験がトラウマとなっていたのです。 &nb ...
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私自身の、大きな敗北経験を踏まえての考えです。
しかし、最初から勝てたからといって、ずっと勝ち続けるということは、デイトレでは、まずありえません。
なぜなら、デイトレを始めたばかりの初心者は、見えていないこと、経験していないことが、たくさんあるからです。
デイトレは、知識として学ぶことより、自分自身の経験から学ぶことの方が、数倍多いと言えます。
デイトレ1年目は、準備期間と捉え、勝つことではなく、資金を守り、環境を作り、負けないことを優先させるべきと考えます。
デイトレ1年目の初心者は、まずは資金を守り、生き残ることから
私がデイトレで勝つことも負けることもなかった期間がずっと続いたのは、自分の無知と無茶が犯した経験がトラウマとなり、頭では分かっていても、デイトレ=リスクをとるということができなかったからです。
他のデイトレ初心者が、1年以内にやめてしまうパターンとして以下のことも挙げられます。
株式市場が好調な時にトレードを始め、それが自分の実力と勘違いし、自分の許容範囲以上のリスクを取りすぎて、退場する。
自分のルールを確立する前に、ルールのない無理なトレードを繰り返し、資金を減らし、あきらめてしまう。
負けが何日も続き、資金を減らす日々が続く場合もあります。

と、追い詰められるような、精神的に辛い日もあります。
でも、あきらめなければ、その辛い経験が、生かされる時が来ます。
デイトレーダーが1年以内に生き残れる確率は、5~10%とも言われています。
体感的に、もっと低いようにも思います。
それは、「資金を失って退場した」か「無理だとあきらめてしまったか」のどちらかです。

主婦トレーダーには、夫という存在がいることで、兼業トレーダーでいられるという最大のメリットがあります。
安定収入のパートとの併用も可能です。
1年目は、準備期間と考え、まずはデモトレと少額資金から始め、生き残るために、自分のトレードを確立させることを最優先させましょう。
1年目は、勝つことではなく、退場に追い込まれるくらい大きく資金を減らさないこと。
全ての資金を失い、退場することさえなければ、あきらめずに、間違った努力をせず、自分自身と向き合っていくことができるのであれば、デイトレ継続可能です。
デイトレをすると決めたのなら、初めからトレード環境を用意しよう
私は、デイトレを仕事にしようと決めたはずなのに、きちんとしたデイトレ環境を用意することに躊躇し、無駄な時間を半年以上過ごしています。
今考えても、後悔しかありません。
「自分に投資する」よく言われる言葉ですが、「デイトレで、ある程度儲かってから…」なんて、甘い気持ちがありました。
デイトレを仕事にすると決めたのなら、デイトレ一年目は、準備期間です。
- トレード環境の準備
- 自分の使いやすいデイトレツール環境を作り、使い方に慣れる
- 自分に合ったトレード手法を確立させる
- デモトレ
まずは、ここまでの環境と準備で、ようやくスタートラインに立てます。
チャートのチェックや、トレード手法の勉強と同時進行させていくので、大変です。
しかし、大切な準備期間と考えましょう。
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初心者主婦のデイトレ環境は、パソコン&モニターの二画面から始めよう
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積み重ねた、失敗体験も、成功体験も、全て自分の今後のトレードに活かせます
最初に、大きく資金を減らす経験をしても、常に自分のトレードに前向きに向き合うメンタルがあれば、継続は可能です。
10万円以下になって、そこから大復活した大先輩を知っています。
私自身も、自分のトレードを振り返り、継続してルールを守る努力を重ねていく中で、少しずつ変わっていく自分に、ふと気が付く瞬間がありました。
そして、その変化に気づいた手法を継続していくことに、また時間を要しました。
自分の決めたトレードを何度も何度も繰り返し、恐怖心を克服し、リスクを取る経験、ルール違反をしない経験を積み重ねていけば、また、自分のトレードの変化に気が付く瞬間に出会えます。
そして、毎回この繰り返し。
そうすることで、自分の経験が積み重なり、本気のトレードが、結果を産み出すようになり、自分のトレードがさらに変化する。
自分の経験をすべて糧としながら、1年目を乗り切ることができたのなら、2年目以降のトレードでも、また1年目で得た自分の経験を活かすことができる。
2年目で得た経験が、また3年目のトレードに活かされていく。
そうやって、日々の積み重ねが、自分自身のトレードの変化につながっていきます。
経験を積み重ねていけば、一時的なものではなく、ずっと生き残っていくための習慣を潜在意識に積み重ねていけます。
もちろん、有効な手法を確立してからの話ですよ。
手法が有効でなければ勝てません。
手法が有効であっても、分かっていても、できない。
トレードは、メンタルによる部分が大部分を占めています。
1年ごとに浮き沈みするのではなく、1年ごとに成長していけるトレーダーになりたいと、日々コツコツ継続していけるのなら、成功でも、失敗でも、どんなトレードからも学びがあるはずです。
「デイトレ1年目は、勝つことではなく、大きく負けないことを優先。準備期間と捉えませんか?」のまとめ。
私がデイトレを始めた理由は、夫の病気が原因でした。
気持ちばかりが焦り、直ぐに結果を求めて、「やるべきことではなく、結果に注目する」日々。
日々の反省から学ぶ心はあっても、トレードの本質的なことが分かっていてもできない。
準備も中途半端。
心構えも中途半端。
本気力の欠如。
それでは、時間を無駄にしてしまうのは当たり前です。
努力は必要です。
しかし、結果を求めるあまり、自分自身に、急激な成長を求めてしまうことは要注意!
私は、自分に必要以上のプレッシャーをかけ、やるべきことを見失い、時間を失いました。
「急がば回れ」「しいてはことを仕損じる」「七転び八起き」「石の上にも三年」
何事にも言えることですが、継続していくことは、成功体験失敗体験の繰り返しから生れる習慣化の積み重ねです。
昨年、病気をして、心も体も思うようにらない日々が辛かったですが、より深く物事を考える機会になりました。
急ぎ過ぎていた私に、待ったをかけた一年だったと、今は思っています。
今後も、日々年を重ねて成長できるように、自分と家族の時間を大切にしていきたいです。
一歩一歩を大切に。