私は、デイトレと他の投資を別で考えるために口座を分けています。
デイトレ口座と他の口座を分けるメリット

理由は、いくつかあるのですが、デイトレ資金は、私の独身時代の資金を使っているので、完全な余裕資金と考えているからです。
ようするに、本心は失いたくないけれど、家計としては、なくなっても支障がないお金です。
しかし、他の資金は、完全な余裕資金ではないので、私としては切り離して考えたいのです。
口座をわけている理由
・デイトレを持ち越さないため
・デイトレとスイングを切り離して考えるため
・他の証券会社の方が、手数料が安い
・優待、投資信託は長期保有と決めているので、別口座で管理している
銘柄監視に、kabuステーションとDMM株PROを利用しているので、ザラ場中、ツールは常に動いています。
一緒に管理をしているので、板での、売買が可能です。
器用にこなせないので、デイトレに集中していて乗り遅れることもありますが、
チャートでエントリーポイントが来たのを確認してから、エントリー。
終値で引け成り決済もします。
これも、日足をチェックして、今日がエントリー日和と分かっているからこそのスイング仕込みですね。
家計管理でも、トレード口座管理でも、それぞれ別で管理をしておくと、頭の中を整理することができるのでおすすめです。
デイトレ口座と他の口座を分けるデメリット
しかし、口座を分けるデメリットもあります
分散した資産をきちんと把握する必要がある
資産を分散するということは、その分しっかり管理をする必要があります。
私は、家族の口座も含め、複数の口座を開設しています。
複数口座を開設するメリットが大きいからです。
しかし、それができているのは、資金を口座ごとに把握しているからです。
2か月に一度、それぞれの口座の資産をエクセルで管理しています。
簡単です。
それぞれの口座残金を打ち込むだけ。
資産を分散させるのであれば、家計の全体像を把握しておくことは必須です。
「特定口座源泉徴収あり」の場合、口座で歪みが生じた場合、損益通算をする必要がある
主婦トレーダーの注意すべき株にかかる税金の記事でもお伝えしていますが、株で儲けた税金には、20.315%の税金がかかります。
「特定口座源泉徴収あり」を指定していると、利益が出た場合、自動的に税金が引かれますので、確定申告に行く必要はありません。
しかも、38万円を超えても、「特定口座源泉徴収あり」を選択していれば、すでに税金徴収されているので、それを超えて稼ぐことができる大きな利点があります。
しかし、複数口座を指定していると、下記のようなデメリットがあります。
Aの口座では、年間100万円の利益が出ています。
Bの口座では、年間100万円の損失が出ています。
実際の損益は、0円です。
しかし、どちらも源泉徴収ありを選択しているので、利益のあるA口座からは、税金が徴収されます。
極端な例ですが、実際の利益が出ていないのに、約20万円の税金が徴収されるということです。
その歪みを解消するためには、二つの口座の損益通算をするために、確定申告を自分で行わなければなりません。
しかし、主婦トレーダーの場合、38万円を超えて、確定申告すると、配偶者控除の枠を超えてしまいます。
複数口座を持った時、損益通算をしたくても主婦トレーダーの場合、38万を超えるとリスクの方が高くなります。
注意ポイント
・株の利益で、38万を超えていると、配偶者控除に引っかかる
・旦那様の会社によって上限が異なりますが、会社の家族手当の上限に引っかかる
(103万以下に設定している場合が多いですが、会社ごとに扶養の範囲が違うので、ご確認下さい)
・収入が106万円に増えた場合、健康保険の扶養から外れ、自分で保険に加入し、保険料を支払うことになる
(働く条件によって異なる。106万円の壁については、主婦トレーダーの場合、支払う条件を満たす可能性は低い)
・収入が130万円に増えた場合、国民年金と国民健康保険料を支払うことになる
以上の理由で、専業主婦トレーダーが自分の口座を分けて取引すると損益通算が難しいというデメリットが生じます。
メリットと、デメリットを理解したうえで、口座を分けるかどうかを判断して下さいね。
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「デイトレ口座と他の投資口座を分ける。口座を分ける利点と弱点とは?」のまとめ
損切りできなかった銘柄のデイトレは持ち越さない。
特に、損切りを躊躇する方には、松井証券の一日信用取引でのトレードをお勧めします。
もし、大きく上がって、チャートも良くて持ち越したいなぁ~と思った時には、引けで決済して他の証券会社で引け成り買いをすれば、スイングに切り替えることができます。
でも、下げているチャートを損切りしたくないという理由からの持ち越しは、やめましょう。
日足で、初日に上げているのなら、多くの人が注目しています。
デイトレで取引した銘柄を、スイングでも仕込んでみる。
でも、デイトレとは必ず分けて考える。
その際は、家計管理をする主婦として、資産を把握するために、口座を分けて考えることをおすすめします。